ポケモン好き見つけました！（メイ・フォード）さん

A.皆さんこんにちは、ポケモンをはじめ色々描いておりますメイ・フォードと申します！

この度は貴重なインタビューの機会をいただき、ありがとうございます。

今まで描いたどの絵も気に入っていますが、思い出深いのはこれまでのポケモン映画にタイトルとして登場しているポケモンが集合した絵です。（一部少し例外がありますが…。）

劇場版のポケモンはポケモンが展開するコンテンツの中でも、ストーリーやキャラクターの生き様、サトシ達が普段できないスケールの冒険を通して特別な思い出をファン一人一人に与えてくれるものだと思っています。

自分自身も子供の頃から観てきて未だに残っているそういった感動や、それぞれのポケモンが持つ凄みや感情のようなものを1枚の絵に全部納めたいと色々欲張りになった結果今まで描いた事もないくらい大きい縦長の絵になりました。

塗っている途中で一度線画を除き全部データが消えてしまいましたが完成にこぎつけれた時の達成感なども重なり(笑)、思い出の大きい一枚です。

A.『どこかに出向いてポケモンを見つけて観察したりする』という行為が好きなので、ポケモン本編やアルセウス、スナップは大好きで一時期よく遊んでいました。

最近の話ですと実は1カ月前に6年ぶりにポケモンGOを再開したのですが、相棒のポケモンと実際に出歩くあらゆる先にポケモンとの出会いがあって、周りに実際にトレーナーがたくさんいて一緒に協力しあえて、なんなら実際の風景にポケモンを立たせた写真も撮れて、ファッショナブルになったポケモンがイベントで出現して…とやれる事が沢山増えててビックリしました(笑)。

ガッツリ時間を取れない日でも20分だけ遊んだりして、まったり楽しんでいます。

A.好きなポケモンが沢山いるのでこんなに難しい質問はないです(笑)。

実際の動物では熊が特に好きなのですが、熊モチーフになっているキテルグマやガチグマはかなり好きです。

体格が大きくて、モフモフでつぶらなひとみをしていて、力が強そうと個人的に好きなポイントが多いですね、たまりません。

A.私自身の子供の頃が家庭の事情で日本と外国との間を引っ越しをする事が多かったにもかかわらず、新しい学校などの環境になじむのは得意ではない性格でした。

その中で日本で大好きだったポケモンが引っ越した先での外国の地でも大人気で、テレビでも放送されていたのを見た時に得も言われぬ『言葉も何も分からない、楽しい事が何なのかも分からない』といったようなひたすら孤独感が続くのみといった事がなくなり、そこから現地での暮らしにポジティブになれたので内気だった当時の自分にはとてもありがたい存在でした。

今の時代は多くの娯楽やゲームがより多くの国で浸透し、言葉や年齢の壁を越えて互いに楽しめる文化ができていますが、ポケモンは間違いなくその立役者の一つだと思っています。

互いの言っている言葉が分からなかったとしても、全然違う考え方を持っていたとしても、ポケモンと一緒にいる世界観を丸ごと感覚で共有してこの間まで全然知らなかった人達と友達になれて、新しい価値観が学べるポケモンが好きです。

私はポケモンに限らず雑多なジャンルで絵を描く事もありますが、度々ポケモンの絵を描く事に立ち返る理由の一つは自身の原体験からどんどん積み重なったそういった思いが常にそこにあるからだと思います。

A.昔から自分の意識の中や身の周りでポケモンが溢れている中育っていると、『ポケモンのいる世界は本当にあるんじゃないか？』と思う時が度々ありますし、実際に絵を描く時もいつもそのつもりで描いています。

ポケモンの世界も私達の住む現実と同じようにあらゆる要素を内包していて、私はその中から色んな一部分を切り取って作品ごとに見せているんだなと考えながら作品を描いています。

それゆえに１つの画風に定められずよく色んなスタイルで描いてしまうし、また一生を使ってもとても私1人の想像ではポケモンの世界の全ては描けないくらい色んな可能性があるなといつも思います。

いつか公式のお仕事に関われたらいいなと思いますが、それでもできるかぎり公式、非公式関係なく描いて表現して、少しでも見て頂ける皆さんにとっていい思い出を作っていけたらと思っている所存です。

これからもポケモンの世界を楽しんでいきましょう！